般若心経の意味

タイの高僧チャーンチャイ長老にお会いして、あらためて般若心経を読経しました。勉強し直すつもりで、様々な解説を読み直しました。

サンスクリット語も少しは読めるので、その意味と、さらに古代インド哲学の考え方で般若心経を読み直すことにしたわけです。

このサイトが凄すぎる

それで見つけたのがこのサイトです。
非常に素晴らしい。
書いたのは佐藤隆定僧侶(禅・曹洞宗)
インド哲学の真髄をそのままに、仏教の境地をきちんと反映させてあります。びっくり。
ほとんどの般若心経の読み方は、単に漢語を日本語に訳しているだけなので、誤訳がたくさんあります。「色即是空」の訳がまったく間違っているものばかりです。

でも、上記のサイトの佐藤僧侶の訳は、おそらく僕の知識の上では完璧に近いと思います。

著書が出ているので、早速購入しました。読み込みます。

般若心経

摩訶般若波羅蜜多心経
(まか、はんにゃはらみったしんぎょう)

観自在菩薩、行深般若波羅蜜多時
(かんじざいぼさつ、ぎょうじんはんにゃはらみったじ)
照見五蘊皆空、度一切苦厄。
(しょうけんごうんかいくう、どいっさいくやく)

舎利子。
(しゃりし)
色不異空、空不異色、色即是空、空即是色。受想行識、亦復如是。
(しきふいくう、くうふういしき、しきそくぜくう、くうそくぜしき、じゅそうぎょうしき、やくぶにょぜ)

舎利子、是諸法空相。
(しゃりし、ぜしょほうくうそう)
不生不滅、不垢不浄、不増不減。
(ふしょうふめつ、ふくふじょう、ふぞうふげん)
是故空中、無色、無受想行識。
(ぜこくうちゅう、むしき、むじゅうそうぎょうしき)
無眼耳鼻舌身意、無色声香味触法。
(むげんにびぜっしんに、むしきしょうこうみそくほう)
無眼界、乃至無意識界。
(むげんかいないしむいしきかい)
無無明・亦無無明尽、乃至無老死、亦無老死尽。
(むむみょう、やくむむみょうじん、ないしむろうし、やくむろうしじん)
無苦集滅道、無智亦無得、以無所得故。
(むくしゅうめつどう、むちやくむとく、いむしょとくこ)

菩提薩埵、依般若波羅蜜多故。
(ぼだいさった、えはんにゃはらみったこ)
心無罣礙、無罣礙故、無有恐怖、
(しんむけいげ、むけいげこ、むうくふ)
遠離一切顛倒夢想、究竟涅槃。
(おんりいっさいてんどうむそう、くぎょうねはん)

三世諸仏、依般若波羅蜜多故、
(さんぜしょうぶつ、え はんにゃはたみった こ)
得阿耨多羅三藐三菩提。
(とく あのくたらさんみゃくさんぼだい)

故知、般若波羅蜜多、
(こち、はんにゃはらみった)
是大神呪、是大明呪、是無上呪、是無等等呪。
(ぜだいじんしゅ、ぜだいみょうしゅ、ぜだいじょうしゅ、ぜむとうどうしゅ)
能除一切苦、真実不虚。
(のうじょいっさいく、しんぶつふこ)
故説般若波羅蜜多呪、即説呪曰。
(こせつ はんにゃはらみった しゅ、そくせつしゅわつ)
羯諦羯諦、波羅羯諦、波羅僧羯諦、菩提薩婆訶。
(ぎゃてい ぎゃてい、はら ぎゃてい、はらそう ぎゃてい、ぼじそわか)

般若心経
(はんにゃしんぎょう)

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