瞑想で見える直感と第6感の違い

最後は直感で決める、直感が正しい、という人がいます。
でも、そんな言葉が出てくるのは、直感でうまくできたりできなかったりという、過去の記憶から「直感で!」となるのかもしれません。
もしくは、理性では考えられず、できるのは「適当な行動」で、それを「直感」と言っているのかもしれません。

さて、世の中には、第6感というものがあって、これは古代インドでもその存在は明確に肯定されています。宗教によっては「神の啓示」とか「お告げ」と呼ぶこともあるようです。

瞑想で浮かんでくる第6感

ブッダにしても、他の聖者と呼ばれる人、天才と呼ばれた人は、急に何かを思いつき、偉業を成し遂げます。古代インド哲学では、自我(エゴ)を消し去った向こう側に、その「第6感」があるとされています。

瞑想の目的は、まさに第6感に従う準備をすることとされています。
逆の言い方をすれば、瞑想によらない思いつきは「直感」であって、成功するとも失敗するとも言えません。まさにお天気みたいなものです。直感とは、単に過去の経験(前世を含むという人もいます)の残滓(サンスカーラ)なので、むしろ恨みや後悔で作られいるものがほとんどだそうです。

夢中で瞑想を行おう

瞑想と並立する概念が「夢中」です。古代インド哲学では、夢中になることが最も有効な「ヨーガ」だと語られています。夢中になっている状態こそが瞑想だとも言っています。

瞑想とは、どのような状態ですか、と疑問になることがあります。
集中すること、夢中になること、それが瞑想だということです。

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